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神戸市内などのエステティックサロンが、医師免許のない従業員にレーザー光線による脱毛をさせていた疑いが強まり、兵庫県警生活経済課などは１８日、医師法違反の疑いで、同市中央区のエステティックサロン「アニュー三宮店」や、同店などを経営する「ジェイビー」（同市垂水区）経営者（４０）の同市西区の自宅など計２２カ所を家宅捜索した。

捜査関係者によると、アニュー系列店でレーザー脱毛を受けた女性が皮膚にやけどを負うなどのトラブルが相次いでおり、県警は関係書類を押収し、従業員らから事情を聴くなどして容疑の裏付けを進める。

捜索容疑はアニュー三宮店や元町店で平成２０年１１月と今年２月、医師免許を持たない女性従業員が２０代の女性客２人に対し、脱毛用の機器でレーザー光線を照射するなどしたとしている。女性客２人は代金として計約２０万円を支払ったという。

レーザー機器を使用した脱毛をめぐっては、厚生労働省が１３年１１月、「医師免許を保有しない者が業務としてレーザー光線を照射し、脱毛することは医師法違反にあたる」と都道府県に通達している。
ホームページなどによると、ジェイビーは兵庫県内を中心に近畿と中四国地方の６府県で１１店舗を展開。脱毛やエステサービスを行っているという。アニュー三宮店には、午前９時４０分過ぎ捜査員数人が入った。