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タイトなジーンズを履き続けていると、太ももを締め付け、皮膚の上から神経を圧迫し続けてしまい、太もも外側の広い範囲に、しびれや痛みなどが発生すると警告されてます。
座骨神経痛が、痛みが脚の裏側に走るのに対して、この大腿神経痛は脚の表側に走るのが特徴です。
症状は、脚の筋力の低下や反射などの運動系の問題はみられず、太ももの前側や外側に、異常感覚や知覚過敏などといった、感覚系の異常がほとんどです。
触れるとヒリヒリと痛んだり、服のこすれる感じが苦痛になったり、シビレや感覚の低下などが起きます。


この｢知覚異常性大腿神経痛｣は、新たに見つかった症状ではなく、これまでも、ベルトやガードルをきつく締めすぎたり、太り過ぎたりすることで、鼠径部の下を通る外側大腿皮神経が、圧迫を受ける事で起きてます。
女性では、妊娠により骨盤周囲の筋肉の緊張が強くなる事でも起きたり、メタボ気味の男性がゴルフでスィングをした時に、腹圧がかかって症状が起きたりしてます。
場所は、ちょうどジーンズのベルト部分があたる腰くらいから、下腹、そして太ももの外側になります。


この｢知覚異常性大腿神経痛｣の痛みは、太ももの前部と側面を支配している大腿神経が、何らかの圧迫を受けて生じる神経痛の一つです。
このような特徴から、絞扼(こうやく)性大腿神経痛と言う事もあります。
また、大腿付近の圧迫が続き、神経が過敏となって、発症する事もあります。


この｢知覚異常性大腿神経痛｣は、痛みを起こす前に、腰に鈍痛のような痛みを、前もって何となく感じている事が多くあります。
ピッタリとしたスラックスをいつも履いていると、腰椎に力がかかり骨盤にゆがみを起こし、大腿神経を圧迫して起きます。
腰の違和感を気付いていても、大腿神経痛の予兆として気付かずに、痛みを起こしてしまう事もあります。


予防方法は、腰から太ももにかけて、常に圧迫しないように、気を付ける事です。
例えば、１週間のうち、スキニージーンズを履くのは数日にして、それ以外の日は、すこしゆとりのあるパンツをはくようにすれば、発症をかなり防げます。
スキニージーンズを毎日履くのではなく、履く回数を減らす工夫で、オシャレと健康を維持できます。　


痛みが起きてしまった場合の治療法は、腰から太ももにかけて、圧迫している物を取り除く事が第一です。
締め付けるのを止める事で、症状が治まるケースが多いので、窮屈な下着やズボンの着用をやめ、骨盤周囲の筋肉の緊張を緩和させると効果的です。
腰椎の疾患や骨盤のゆがみから、痛みが生じている事が多いので、下半身全体の緊張緩和が必要になる事もあります。


腰の違和感や痛み強い場合は、痛みが緩和してから、下半身の筋肉を緩和させます。
焦って、いろんなところで治療を受けると、寝た子を起こす結果となり、発痛物質を誘発してしまう事になります。
痛みが収まってきた頃に、骨盤周囲から太ももにかけて、マッサージ治療をするのが有効的です。
回復するまでに、多少時間を要する事がありますが、治療を続ける事でほとんど治っています。


腰部の痛みは、仰向けやうつ伏せでも、痛みを増すことがあるので、治療は、横向きの姿勢で、軽く腰を曲げて、治療するのが安全で安心できる体勢となります。
当院では、障害神経付近の循環改善、及び臀部や下肢の疼痛部位の鎮静を目的に、腰・殿・下肢の反応点を中心に、横向きに寝た姿勢でも施術しています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けてます。　詳しくは、≪治療内容と費用≫ を、ご覧ください。


（HP）http://nqf32971.cocolog-nifty.com/blog/

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